SCLABA®システムは、実験小動物の擦過行動を自動定量化し、 「かゆみ」を評価する弊社独自の画像解析システムです。
アトピー性皮膚炎など皮膚疾患モデル動物の行動を高速カメラ(240fps)で捉え、画像のフレーム間差分を解析することにより、擦過行動の持続時間・回数を算出できます。
(広島大学大学院工学研究科 石井抱教授ご協力)
上記により、国内外問わず多くの製薬会社様・受託試験会社様・公的機関様などへの納入実績がございます。
システム構成部品を変更することで、現行品同様ランニングコスト不要のまま製品価格の約40%ダウンを実現しました。
パラメータ2項目とカメラへのフィルタリング処理追加により環境および生体由来のノイズを軽減し、環境条件を選ばず、測定精度がさらに向上しました。
グラフィックボード搭載の標準化、タワー型PCの採用、CPUメモリを2GBから8GBに変更しました。
その他にも…
測定データはサムネイル機能により、全擦過行動を簡便に目視確認できます。
また、検証画面でフレーム間差分波形と動画像を連動して再生でき、擦過行動が適切に判定されているか検証可能です。
擦過行動を判定するためのパラメータについては、任意で変更、検証できます。
サムネイル編集用ウインドウ |
フレーム間差分波形 |
「かゆみ」の重症度を測るために必要な擦過行動回数および持続時間がCSV形式にて保存されます。加えてMPEG形式にて動画像も保存されます。
CSVファイル |
動画像 |
Trackingソフトウェアでは、SCLABA®-Nextで得られたデータと動画像を元に、マウスの行動量(自発運動)を測定します。かゆみに対する薬効評価と合わせて、投薬による副作用なども検証できます。
結果・グラフ表示 |
結果の表示・リスト形式 |
結果の表示・静止画像 |
結果の表示・動画 |
本PCを使用することでシステム外でのデータ解析が可能となります。
システムに保存されているデータをHDDやUSBなどの情報記録媒体に移行することで場所を選ばずに解析を行うことができます。
※本製品は解析のみの用途であり、測定は実施出来ません。
SCLABA®-Nextの撮影専用ケージです。1個につき2匹のマウスを入れることができます。
近赤外線の乱反射をを防ぐためのマット加工が施されており、測定前の馴化にご使用頂けます。
長時間の撮影に適した水分補給用のゲルです。
※ご指定以外のゲルにつきましては測定時にゲル内で光を乱反射するなど、測定に支障をきたす場合がございます。