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SCLABA®-Next 〜マウスの「かゆみ」をより高精度、安価に自動定量化〜

擦過行動を自動定量化 SCLABA-Next

SCLABA®システムとは

SCLABA®システムは、実験小動物の擦過行動を自動定量化し、 「かゆみ」を評価する弊社独自の画像解析システムです。
アトピー性皮膚炎など皮膚疾患モデル動物の行動を高速カメラ(240fps)で捉え、画像のフレーム間差分を解析することにより、擦過行動の持続時間・回数を算出できます。

(広島大学大学院工学研究科 石井抱教授ご協力)

SCLABA®SCLABA@システム特長

  1. 擦過行動を客観的に定量化し評価できます。
  2. リアルタイム解析のため、解析にかかる時間・人員コストを大幅に削減できます。
  3. 高速カメラによる画像解析を用いることで、高精度な測定解析が可能です。
  4. サムネイル機能により、目視による後追い解析が簡便に行えます。
  5. 実験動物に対しストレスフリーな環境で測定可能です。
    (画像解析・不可視光である近赤外線ライト採用)
  6. 実験動物への前処置は不要です。(非侵襲性)
  7. 消耗品は基本的に不要です。(測定時間によっては保水用ゲル使用を推奨)
  8. 長時間撮影が可能です。(最大24時間)

上記により、国内外問わず多くの製薬会社様・受託試験会社様・公的機関様などへの納入実績がございます。

SCLABA®-NextのWEBリーフレットはこちら


SCLABA®-Next特長(現行品SCLABA-Realとの比較)

SCLABA-Next

コストダウン
システム構成部品を変更することで、現行品同様ランニングコスト不要のまま製品価格の約40%ダウンを実現しました。

測定精度の向上
パラメータ2項目とカメラへのフィルタリング処理追加により環境および生体由来のノイズを軽減し、環境条件を選ばず、測定精度がさらに向上しました。

PCパフォーマンス向上
グラフィックボード搭載の標準化、タワー型PCの採用、CPUメモリを2GBから8GBに変更しました。

その他にも…

  • 個別測定データの軽量化が可能になりました。
  • パソコンでの動作の一元化により操作を簡便化しました。
  • 測定フィールドを拡張しました。

システム構成


SCLABA®-Next 検証・後追い解析

測定データはサムネイル機能により、全擦過行動を簡便に目視確認できます。
また、検証画面でフレーム間差分波形と動画像を連動して再生でき、擦過行動が適切に判定されているか検証可能です。
擦過行動を判定するためのパラメータについては、任意で変更、検証できます。


サムネイル編集用ウインドウ

フレーム間差分波形

SCLABA®-Next 解析・保存データ

「かゆみ」の重症度を測るために必要な擦過行動回数および持続時間がCSV形式にて保存されます。加えてMPEG形式にて動画像も保存されます。

出力データ

  • 擦過行動回数(CSV形式)
  • 擦過持続時間(CSV形式)
  • 動画像(MPEG4形式)

CSVファイル

動画像

オプション

SCLABA®-Next Tracking ソフトウェア

Trackingソフトウェアでは、SCLABA®-Nextで得られたデータと動画像を元に、マウスの行動量(自発運動)を測定します。かゆみに対する薬効評価と合わせて、投薬による副作用なども検証できます。


結果・グラフ表示

結果の表示・リスト形式

結果の表示・静止画像

結果の表示・動画

 

SCLABA®-Next 解析専用ノート型PC

本PCを使用することでシステム外でのデータ解析が可能となります。
システムに保存されているデータをHDDやUSBなどの情報記録媒体に移行することで場所を選ばずに解析を行うことができます。

※本製品は解析のみの用途であり、測定は実施出来ません。

SCLABA®-Next 関連消耗品について

専用マウスケージ2匹用

SCLABA®-Nextの撮影専用ケージです。1個につき2匹のマウスを入れることができます。
近赤外線の乱反射をを防ぐためのマット加工が施されており、測定前の馴化にご使用頂けます。

長時間撮影用ゲル

長時間の撮影に適した水分補給用のゲルです。

※ご指定以外のゲルにつきましては測定時にゲル内で光を乱反射するなど、測定に支障をきたす場合がございます。