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ホット/コールドプレート式鎮痛効果測定装置 Hot / Cold Plate NG

Ugo Basile社製 Cat. No.35150

Hot/Cold Plate NGは、‐5℃〜65℃と幅広い温度設定が可能なため、ホットプレート、コールドプレートのどちらの用途でも使用できます。

先端の丸い円錐型のプッシャーと小さな台座の間に動物の足を設置し、設置した足に圧を加えます。

  • ホットプレートとして使用
    N.B. Eddy and D. Leinbach.が考案したホットプレートテストに基づいて、迅速で正確な麻酔性鎮痛剤の スクリーニングに。
  • コールドプレートとして使用
    冷受容器や、人の慢性痛としてよく見られる兆候の1つである冷感異痛の研究に。

蓋は低温時の結露を減少させます。

動作モードはCONSTANT(定温)、RAMP(温度上昇・低下)の2種類があります。

別途オプション品として、補助プレート(ホット機能のみ)をメインユニットに接続することができ、順応期に役立ちます。

実験のセットアップ、データの管理に役立つユーザーフレンドリーな新しいソフトウェアを使用しています。

Main Features

  • 設定温度
    -5.0℃〜 65.0℃で 0.5℃単位 で設定(誤差0.1℃)
  • 検出方法
    -5.0℃〜 65.0℃で 0.5℃単位 で設定(誤差0.1℃)
  • 動作モード
    CONSTANT、RAMPの2種類
  • X-PAD ソフトウェア
    標準品に含まれる、新しいユーザーフレンドリーなソフトウェア。実験のセットアップや、結果の管理が可能。
  • 操作方法
    4”3タッチスクリーンを使用して、実験のセットやモニターを行える。
  • データポータビリティ
    付属のUSBメモリを使用

装置

  • 加熱/冷却用のプレート(直径20cm)と4”3 タッチスクリーンを搭載したキャビネット。
  • 便利なアクリル製ケージ(高さ25cmでマウス、ラット両方で使用可)、防露蓋付。

プレート温度は0.5℃単位(誤差0.1℃)で設定できます。
(設定値:-5.0 〜 65.0℃、室温18 〜 24℃以内)

動作モードはCONSTANT(定温)モードと、最初と最後の温度を設定するRAMP (温度上昇または低下)モードがあります。

従来の装置と比べて、温度の変更がより迅速に行えるようになり、安定性、統一性も増しました。

新機能のX-PADソフトウェア(標準品に搭載)を使用することで、PC上で実験内容を簡単にまとめて、USBメモリを使用してホット/コールドプレートにアップロードできます。
処置、手順、段階、実験動物や実験設定(温度, モード等)を素早く作成し、保存しておくことができます。

データ収集及び管理

計測したデータの基本情報はタッチスクリーン上で確認できます。

USBドライブを使用してPCにデータを転送すると、より詳細なデータを確認できます。


X-PADソフトウェアは、実験結果とオプション設定を結び付けてデータを自動で分類します。実験を行う前や、行った後に情報を追加することも可能です。データはツリー構造で表示され、ドラッグ&ドロップでレイアウトを変更できます。

オプション設定やデータはText、Excel、PDF形式で出力することができ、DropBox、OneDrive、GoogleDriveを使用し、 クラウドに保存することもできます。

製品情報

35150  HOT / COLD PLATE 標準パッケージ
35150-001 本体
(コントローラー、ディスプレイ、プレート)
35150-001 アクリル製ケージ
35150-320 ケージ用蓋
35150-302 取扱説明書(USBメモリ内)
37215-303 ペダルスイッチ
X-PAD 専用ソフトウェア(USBメモリ内)
電源ケーブル  

オプション

補助として従来のホットプレート 35150-002 を順応期に使用することで、メイン装置の使用回数を減らすことができます。

仕様

消費電力 85-264VAC 50-60Hz
外形寸法 25 x 37 x H47cm(ケージ含む)
重量 8.0kg
梱包時寸法 68 x 34x 28cm
梱包時重量 約12kg

参考文献

  • C.V. Möser: ”TANK-binding kinase 1 (TBK1) modulates  inflammatory hyperalgesia by regulating MAP kinases  and NF-κB dependent genes” J. Neuroinflammation. 12: 100, 2015
  • W. Kallenborn-Gerhardt et alia: ”Nox2-dependent signaling between macrophages and sensory neurons contributes to neuropathic pain hypersensitivity” Pain. 155(10):  2161-2170, 2014
  • J.R. Clapper et alia: ”Anandamide suppresses pain initiation through a peripheral endocannabinoid mechanism” Nature NSC. 13(10): 1265-1270, 2010