ランダルセリット式鎮痛効果測定装置 Analgesy-Meter
Ugo Basile社製 Cat. No. 37215
本装置は、1965年のリリース以来多くの大学や研究機関で鎮痛剤の迅速で正確なスクリーニングに使われていた旧製品の7200 paw pressure testの進化版になります。
先端の丸い円錐型のプッシャーと小さな台座の間に動物の足を設置し、設置した足に圧を加えます。
本装置は低電圧シンクロナスモーターを搭載し、CEマーキングに準拠しています。
使用方法は、実験者がペダルスイッチを押して加圧を開始します。
ラットが痛みを感じ、もがき始めたところで、ペダルから足を離します。動物が痛みを感じた圧力をスケールから読み取り、値を記録します。
標準品の37215はマウス用としても使用可能ですが、マウス専用モデルとして、のみ状のプッシャーが付属している、標準品より低加圧(50%) のAnalgesy-Meter 37216もあります。
Randall Selitto 加圧式鎮痛効果 測定装置
鎮痛剤の迅速で正確なスクリーニングに
Main Features
- 1つの装置で3種類の加圧範囲。 (0から250、 500、750 gまで)
- シンプルで正確。キャリブレーション不要。
- 1960年代からのクラシックな測定法。豊富な文献。
測定原理
台座から足に加わる圧力は、一定の速度で上昇するため、再現性のある測定が可能です。モーターはペダルを放すと瞬時に停止
します。
測定の後には、スライドを持ち上げて左方向へ押し、スタート位置に戻す必要があります。
圧力表示は10g間隔の目盛がついたスケール上に、ポインタで示されます。
スケールは、標準品付属のディスクをスライドに1枚または2枚加えることで、2倍または3倍まで測定することができます。
データ収集
本装置は、別途オプションのプリンター2600と専用ケーブル2610-Dで接続しプリントが可能になる光学スイッチを搭載しています。
このプリンターはマイクロプロセッサー制御で、6チャンネルまでのデータ取得が可能です。(Analgesy-Meter1台で1チャンネルを使用)
プリンターを接続している場合、計測したデータはプリンターのメモリに保存されます。ディズプレイに表示されているデータはリアルタイムでプリントすることができます。
また、プリンターに付属している52050 CUBソフトウェアを使用して、PCにデータを転送することもできます。
製品情報
37215 ANALGESY-METER 標準パッケージ
37215-302 |
取扱説明書(USBメモリ内) |
37215-303 |
ペダルスイッチ |
37215-323 |
追加用ディスク |
37215-321 |
台座 |
37215-322 |
スタンダードプッシャー* |
E-WP008 |
電源ケーブル |
* プッシャーは要望に合わせて特注で作成することもできます。
37216:ANALGESY-METER マウス用低圧モデル
仕様
消費電力 |
115 or 230VAC 50-60Hz 15Wmax. |
実験の開始と停止 |
ペダルスイッチ |
加圧範囲 |
37215:0〜250、500、750g
37216:0〜125、250、375g |
外形寸法 |
40 x 16 x 14cm |
重量 |
2.1kg |
梱包時寸法 |
55 x 45 x 36cm |
梱包時重量 |
約5kg |
参考文献
METHOD PAPER
- L.O. Randall J.J. Selitto: “A method for measurement of analgesic activity on inflamed tissue” Arch. Int. Pharmacodyn. Ther. 111(4): 409-419, 1957
REFERENCE TO UB ANALGESY-METER (RAT)
- E.K. Joseph et alia: “Vascular Endothelial Cells Mediate Mechanical Stimulation-Induced Enhancement of Endothelin Hyperalgesia via Activation of P2X2/3 Receptors on Nociceptors” J. Neuroscience. 33 (7): 2849-2859, 2013
- L. Ferrari et alia: “Role of Nociceptor αCaMKII in Transition from Acute to Chronic Pain (Hyperalgesic Priming) in Male and Female Rats” J. Neuroscience. 33 (27): 11002-11011, 2013
- D.A. Andersson et alia: “TRPA1 Has a Key Role in the Somatic Pro-Nociceptive Actions of Hydrogen Sulfide” PLoS ONE. 7(10): e46917, 2012
- K. Király et alia: “The dipeptidyl peptidase IV (CD26, EC 3.4.14.5) inhibitor vildagliptin is a potent antihyperalgesic in rats by promoting endomorphin-2 generation in the spinal cord“ Eur. J. Pharmacol. 650: 195-199, 2011
- Zs. Helyes et alia: “Involvement of transient receptor potential vanilloid 1 receptors in protease-activated receptor-2-induced joint inflammation and nociception“ Eur. J. of Pain. 14 (4): 351-358, 2010
REFERENCE TO UB ANALGESY-METER (MOUSE)
- K. Sugimoto et alia: “The Impact of Low-Dose Insulin on Peripheral Nerve Insulin Receptor Signaling in Streptozotocin-Induced Diabetic Rats“ PLoS ONE. 8(8): e74247, 2013
- M.J. Hussey et alia: “Deletion of the adenosine A2A receptor in mice enhAnces spinal cord neurochemical responses to an inflammatory nociceptive stimulus” Neuroscience Letters. 506(2): 198-202, 2012
- M.S. Nash et alia: “7-tert-Butyl-6-(4-chloro-phenyl)-2-Thioxo-2,3-Dihydro-1H-Pyrido[2,3-d]Pyrimidin-4-One, a Classic Polymodal Inhibitor of Transient Receptor Potential Vanilloid Type 1 with a Reduced Liability for Hyperthermia, Is Analgesic and Ameliorates Visceral Hypersensitivity” J. Pharmacol. Exper. Ther. 342(2): 389-398, 2012